ジョージ・マクギニスGeorge McGinnis

マクギニスは決して優れたジャンプシューターではなかったが、それを補って余りあるほどのシュート決定力を誇り、鋭いドライブから自由自在にバスケットにボールを入れる様はしばしば当時の大スターであり、チームメイトでもあったジュリアス・アービングと比較された。また76ersでのプレイは3シーズンのみだったが、70年代前半はどん底に沈んでいた76ersが強豪チームへと成長するのを大いに助け、76ersのゼネラルマネージャー、パット・ウィリアムズはマクギニスがフィラデルフィアのバスケットそのものを変えたと言い、「ジュリアスは壁と屋根を造ったが、土台を築いたのはジョージだった」と語っている。一方でしばしばチームの調和を乱す選手としても知られた。またターンオーバーも多く、ABA時代には3シーズン続けてリーグ最多を記録している。ABA時代には得点王、シーズンMVP、プレーオフMVP、優勝など輝かしい実績を残し、NBA以後も素晴らしい活躍を見せ、キャリア平均は20得点10リバウンド以上を誇りながらも殿堂入りは果たしておらず、その実績と評価が釣り合っていない選手とも言える。

インディアナポリスに生を受けて以来、高校、大学、そしてプロチームでも地元インディアナでプレイしており、現役引退後も地元の地域活性活動に尽力し、NCAA本部のインディアナポリス移転やNCAAトーナメントのインディアナポリス開催などを実現させた。