ジャック・トゥィマンJack Twyman

ロイヤルズはこのドラフトでオスカー・ロバートソンを指名。トゥィマンはエースの座をこの稀代の名選手に譲ることになったが、彼の加入でトゥィマンの負担は大幅に軽減され、チームも上昇気流に乗り始めた。ロバートソンが加入して2年目の1961-62シーズンには43勝37敗を記録して4シーズンぶりにプレーオフに進出する。トゥィマン自身は翌1962-63シーズン以降から得点アベレージが20得点を割り込むようになるが、1964年にはジェリー・ルーカスが加入し、ロイヤルズは当時のチーム記録となる55勝をあげた。

トゥィマンは31歳となった1966年に現役から引退した。NBA通算成績は11シーズン832試合の出場で、15,840得点5,424リバウンド、平均19.2得点6.6リバウンドだった。長年に渡ってロイヤルズ(現サクラメント・キングス)を支え続けたトゥィマンは、キャリア通算出場試合でサム・レイシーに次ぐ歴代2位、通算得点でオスカー・ロバートソンに次ぐチーム歴代2位、通算リバウンドでリーグ5位につけており、またキングスのチーム記録となる1試合59得点を達成している。

引退後は1960年代から70年代後半にかけてABCのNBA解説者として働いた。

2012年5月30日、血液のがんによる合併症のため、シンシナティホスピスで死去[1]。78歳没。