三塁争いもし烈

三塁争いもし烈 今成三塁打でアピール 金本監督「打撃捨てがたい」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

二塁だけではない。今春の猛虎は三塁の定位置争いも熱気を帯びてきた。

 2日連続で組まれたシート打撃で今成が存在感を示した。鶴と対戦した1打席目。フルカウントから6球目、内角速球を打ち返した。打球は前進守備を敷いていた福留のはるか頭上へ。いや、前進していなくても深々と右中間を破ったはずの大飛球だった。

 「(昨日は)ライトオーバーできなかったのでね。きょうはライトオーバーできました。貪欲な気持ちを持ちながら、やっています」

 一日前は快音を残して右翼線へ打ち返した打球が好守に阻まれたばかり。お返しとばかりに豪快に頭上を抜いた。持ち前のシュアな打撃に力強さを増したところを見せつけ、金本監督を喜ばせた。

 「(定位置争いが激しいのは)サードもね。ヘイグとWリョウタ。(新井)良太も昨日、本塁打を打ったりしてね。迷うというか、(競争は)今からだけど。今成の打撃は捨てがたいよね。良太のパワーも捨てがたいし」